カッティングシートで自作ステッカーを作った話
いたずらにカッティングシートを彫って、基本的人権丸(バイク)にステッカーを貼ってみた話。
最近、ひょんなことからいのししにハマっている[1]参考文献 https://note.com/pv_nrt/n/nee2b49edfae3ので、バイクにいのちゃん[2]イノシシのことのステッカーを貼ろうと作ってみました。
用意するもの
・型紙
要するに作りたい絵柄とか文字列。後述。
・カッティングシート
裏がシールになっているビニールのシート。いろんな色があるので好きなものを買いましょう。黒か反転色の白が標準で、そこから好きな色を選ぶイメージです。
防水性・耐候性[3]紫外線で退色したりビニールがバッキバキになったりするにより、一般用、屋内用防水、屋外用などがあるので用途に合わせて選びましょう[4] … Continue reading。
たとえばこのへん[5]なお、リンクを押しても弊にキックバックはありません
長期用屋外耐候5年カッティング用シート (200mm×5m ステカ SV-8 サイズ, 黒)
ですが、、、
ホームセンター[6]a.k.a.家系や東急ハンズ[7]都会人の方はこちらにどうぞなどで、切り売りで買うのが断然おすすめです。
屋外用の黒 20cm×1mで190円でした[8]1mあたり950円の量り売り。安い!!
あとはセンスで。
・スティックのり
普通のスティックのり。型紙をカッティングシートに貼り付けるときに使います。
アラビックヤマトのスティックのりが至高、との有識者[9]go_gleの意見もあるようですが、ぶっちゃけなんでもいいと思います。
ただ、あまりに粘着力が強いもの(極端に言うと木工用ボンドやアロンアルファなど)は、後述の型紙を剥がす工程で支障が出るのでNG。また、液体のりも、貼ったあとの型紙がべちょっとして、彫る工程のときに斬れなくなるのでおすすめではありません。
ちなみに、puroの方のサイトやブログ等では、スプレーのりを買う手法が紹介されており、弊も過去に試したことがあるのですが、よっぽど大きなサイズ[10]a.k.a.痛車をつくるみたいなサイズのステッカーで限り不要だと考えます。
・カッターナイフ
文字通り、カッティングシートを彫る用のナイフ。オルファ社のアートナイフが3~400円ほどと安くておすすめ。ただ、普通のカッターナイフでもいけます。
実際、弊も今日、アートナイフを家のどこにしまったか失念し、近所のコンビニで適当に買ったカッターナイフで彫りました。
・カットマット
カッターで彫るときの下敷きのマット。だいたい緑色をしている。ホームセンターで数百円で買える。ただ、ダンボールでも代用可。
実際、弊も今日、カットマットを家のどこにしまったか失念し、Am_zonのダンボールで代用しました。
・マスキングテープ
プラモデル屋さんやホームセンターで売ってるやつじゃなくても、家に転がっているかわいいやつでも特に問題はありません。
新規に買うなら、幅が広め(20mmなど)がおすすめ。100円とかで買えます。
ステッカーの型紙を作る
道具がそろったところで、なにはともあれ型紙を作りましょう。
画像の入手方法については省略。アニメ等の画像の場合は、2値画像[11]グレースケールではなく白黒。バイナリ画像。に変換しましょう。その手法についても省略。他の有識者をあたってください。著作権法で許容された使用範囲については、読者の皆様がご契約の顧問弁護士か、文化庁にお尋ねください。
画像が作成できたら、紙に印刷します。ベクトル系というかDTP系の編集ソフト(Illustratorなど)[12]なければInkscapeとかMS PowerPointとかを使いましょうにコピペして、A4サイズでPDFに出力するのがおすすめ。それこそMSペイントとかでも作れないことはないけど、ベクトル系は実際のステッカーサイズを見ながら作れるので便利です。
ルネサンス以前の文明レベルの弊家は、当然にプリンタや活版印刷機はないので、近所のコンビニに向かいPDF印刷しました。1枚金20円也。
型紙をカッティングシートに貼る
カッティングシートと型紙を適当な大きさに切り、のりで型紙を貼り付ける。おわり
カッターで彫る
3.で準備できたものを、マスキングテープでカットマット(ない場合はダンボール)に固定。型紙にそってカッティングシートの画像の白部分を除去していきます。
細かい部分と凹になっている部分(画像のしっぽや足の部分、背中のぎざぎざ等)や、切り抜く必要がある部分(牙など)をはじめに除去するのがコツです[13]周りを先にやってしまうとシートがへにゃっとなって、細かい部分がうまく彫れなくなる。当然ながら大きなサイズや直線上の画像のほうが彫りやすく、また、あまりに細かい凹凸は欠けてしまう可能性大なので、この作業段階で省略してしまうのも手です。
細かい部分を除去したら、最期に直線部分を除去し、シートから切り出します。
切り出し完了!!!
画像右と左で大きく見た目が違いますが、はじめに作業した右は、強く彫りすぎて、カッティングシートの裏の剥離紙まで切ってしまったことに起因します。ぶっちゃけどっちでも影響はありませんと暴力的に断言しときます。
転写する
カッティングシートの粘着力>>>マスキングテープの粘着力>>スティックのりの粘着力
という粘着力の縦社会を利用してステッカーを転写します。
まず、切り出したステッカーの上から、マスキングテープを貼り付け強くこすります。
そして、一番裏側の剥離紙を剥がし、貼りたい場所に貼ります[14]あらかじめ貼りたい場所をアルコールやパーツクリーナーで拭いておきましょう。空気が入らないように注意(スマホフィルム方式)。
マスキングテープをゆっくりはがし、型紙ごと除去します。
左側にも貼り付けて……
完成!!!!!
・・・・かわいい。
nt-Z250SL、猪突猛進!
いかがでしたでしょうか。
この記事を参考にして作成にとりかかり、不幸にも失敗されても、私に対してあまりありがたくないコメントを送りつけたり、私の自宅あてにものすごい量のウーバーイーツを送りつけたりはしないで、「どっかのバカがまた珍文を投稿(ポスト)してるな」と、冷静に沈思して頂ければ幸いです。
全てはデーウー(テクニック)と気合(スピリッツ)次第。
そう、いのちゃんの名の下に。
おわり
うそっ!?いのちゃんのしっぽトバしちゃった?ごめ~ん
最低限度の文化的生活。
脚注
↑1 | 参考文献 https://note.com/pv_nrt/n/nee2b49edfae3 |
---|---|
↑2 | イノシシのこと |
↑3 | 紫外線で退色したりビニールがバッキバキになったりする |
↑4 | 強さは 一般用(水に濡れると死ぬ。1番一般性がない。)<<<屋内用防水(文字通り防水になってる)<<<屋外用(耐候性のあるうえに防水)の順。ただし、強さ順に素材の粘性も高くキレが悪いので、彫りやすさ(加工性の高さ)で言えば逆順です。 |
↑5 | なお、リンクを押しても弊にキックバックはありません |
↑6 | a.k.a.家系 |
↑7 | 都会人の方はこちらにどうぞ |
↑8 | 1mあたり950円の量り売り |
↑9 | go_gle |
↑10 | a.k.a.痛車をつくるみたいなサイズ |
↑11 | グレースケールではなく白黒。バイナリ画像。 |
↑12 | なければInkscapeとかMS PowerPointとかを使いましょう |
↑13 | 周りを先にやってしまうとシートがへにゃっとなって、細かい部分がうまく彫れなくなる |
↑14 | あらかじめ貼りたい場所をアルコールやパーツクリーナーで拭いておきましょう |
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